食生活に関し、親兄弟からとやかく言われるのでさえよい気持ちはしません。まして「食生活改善委員」なる第三者から、「あなたの間違った食習慣を改善しましょう。」と上から目線でいわれても反発を買うだけです。自発的な食生活の見直しを誘発する仕掛けが必要です。
食生活の改善と適度な運動が生活習慣病の予防につながるということはすでに周知のことがらであり、それをどのような形で推進していくかが課題です。また比較的裕福な層と低所得者層の健康の格差もますます広がるばかりです。保険適用化やインセンティブ化などを実施して、予防医療を推進していくことが医療費の低減につながると考えます。
最新技術を実践で学べることができる農業高校や水産高校ですが、残念なことに生徒数は減少傾向にあり、他の実業高校との統合も進んでいます。反面、地元での就業率が高く、進学などで東京や大阪に出ていくもののその後地元で就職するという傾向もあります。また学校給食の地産地消化、有機化、無償化にも貢献できる可能性もあり、農業高校や水産高校にスポットライトを当て、やわらかい頭脳による地方創生を期待したいところです。